中級コース向け

【中級】序盤の指し方は定跡を覚えるべし – 良い局面でバトンを渡そう

【中級】序盤の指し方は定跡を覚えるべし - 良い局面でバトンを渡そう
しょうこちゃん

また王手飛車されちゃった〜

りゅうまくん

定跡覚えれない〜

先生

先生が序盤のコツを教えてあげるよ〜

クラブ生たち

先生!よろしくお願いします!

序盤じょばん将棋しょうぎ有利ゆうりすすめていくためのぐちです。
ここで駒損こまぞんをしたりすると、一気いっきけになってしまいます。
定跡じょうせきおぼえることが、一番いちばん勉強法べんきょうほうです。
定跡じょうせきおぼえるときのコツや、定跡じょうせきおぼえられないひとにも、ポイントとなるところを紹介しょうかいします。

序盤とは作戦勝ちを狙う時間

序盤戦じょばんせん相手あいてより陣形じんけいにして、作戦勝さくせんがちをする時間帯じかんたいです。
まずは王様おうさまかこいを、しっかりとむことが大切たいせつです。

先生

王様のお城を作って、一番安全なところに王様をご案内するイメージだよ

さらに、めの陣形じんけいもしっかりとむことを意識いしきしましょう。
めとまもりのバランスをかんがえて、相手あいてよりも有利ゆうり陣形じんけいにするのがポイントです。

  1. 相手の戦法にあった囲いにする
  2. 相手の囲いよりも硬い囲いにする
  3. いつでもこちらから攻めれる形にする

序盤戦じょばんせんせいするためには、定跡じょうせきおぼえるのが一番いちばん勉強法べんきょうほうです。
ここからは序盤じょばん勉強法べんきょうほうについて、解説かいせつしていきます。

序盤の勉強法

定跡を覚えよう

まずは得意戦法とくいせんぽうつくって、定跡じょうせきおぼえること必要ひつようです。
ほんもたくさんあるので、自分じぶんみやすいものをえらびましょう。
定跡じょうせき暗記あんきすることで、時間じかん節約せつやくにもつながります。
定跡じょうせきどおりに相手あいてしてればいいですが、定跡じょうせきはずされた場合ばあいはそこで時間じかん使つかってかんがえましょう。

定跡を覚える時は手の意味を考えよう

なぜこのすのかをかんがえることが大切たいせつです。
たとえば対居飛車たいいびしゃで、飛車びしゃとき角道かくみちめる理由りゆうは、角交換かくこうかんされると相手あいてがたくさんあるからです。
こちらのかくは、相手あいて飛車先交換ひしゃさきこうかんふせぐためのかくなのでとても大切たいせつ役割やくわりをしています。
つねかんがえるクセをけておけば、定跡じょうせきはずされても自力じりきこたえをつけることができるようになりますよ。

2つ目の定跡を覚えよう

得意戦法とくいせんぽう最低さいてい2つつくっておいたほういです。
理由りゆう得意戦法とくいせんぽうふうじられた場合ばあいせなくなるからです。
たとえば、石田流いしだりゅう得意戦法とくいせんぽうだった場合ばあい説明せつめいします。
相手あいて角道かくみちけずに、飛車先ひしゃさきかれた場合ばあい石田流いしだりゅうせません。
そうなったときに、もう1つ得意戦法とくいせんぽうがあればそれをせばいのです。

先生

先生の場合は、『石田流』を封じられたら『カニカニ銀』をよく指すよ〜

後手だった場合を研究しよう

定跡じょうせきほんはたくさんありますが、ほとんどが先手せんて定跡じょうせきです。
後手ごてだった場合ばあい、どうなのかをしっかり研究けんきゅうすることが大切たいせつです。
実際じっさいばんこまならべて、ひとりでうごかしてみるのがオススメです。
その実際じっさい対局たいきょくためしてみるいです。

研究けんきゅうしたら実践じっせんためすのが一番いちばん

定跡じょうせきおぼえるのがむずかしい場合ばあい、これから説明せつめいするポイントをおぼえておきましょう。

序盤のポイント

大駒の利きを良くしよう

最初さいしょの1は、角道かくみちけるか飛車先ひしゃさきくかですね。
定跡じょうせきでもこの2されますが、理由りゆう大駒おおごまはたはたらかせるためです。

攻めの駒は飛角銀桂

序盤じょばんでは飛車ひしゃかくぎんけいを、めに参加さんかさせるように駒組こまぐみしていくことが大切たいせつです。

相手の戦法に合った囲いにしよう

ぎょくまもりは金銀きんぎんまいです。
その3まいをどう配置はいちするかが大切たいせつで、相手あいて戦法せんぽうによってわります
たとえば、自分じぶん居飛車いびしゃ相手あいて飛車びしゃ場合ばあい、『舟囲ふながこい』や『居飛車穴熊いびしゃあなぐま』がオススメです。
矢倉囲やぐらがこい』にしてしまうと、よこからのめによわいので対振たいふ飛車びしゃにはいていません。

かこいはたての攻めにつよかこいと、よこめにつよかこいがある

囲いを進化させよう

こちらもめれない、相手あいてめてこないときかこいを進化しんかさせましょう。
美濃囲みのがこい』だったら、『高美濃囲たかみのがこい』から『銀冠ぎんかんむり』にするとさらにかたかこいにパワーアップします。
さらに、場合ばあいによってはめのぎんまもりで使つかえるようにすすめていくと有利ゆうりたたかえます。
持久戦じきゅうせんになった場合ばあいは、まもりにけることを優先ゆうせんするのがオススメです。

局面きょくめんによって柔軟じゅうなん対応たいおうしよう

角交換型の戦法は慎重に

角交換かくこうかんをしている場合ばあいは、王手飛車おうてびしゃかく注意ちゅうい必要ひつようです。
居玉いぎょくのままたたかいをこすと、王手飛車おうてびしゃ危険きけんがあります。
王手飛車おうてびしゃをされないためにも、王様おうさまかこうこと大切たいせつです。
ぎょくかこいは金銀きんぎんまいいますが、角交換かくこうかんをしている場合ばあい例外れいがいです。
かくみをすために、きんまいかこいと反対方向はっbたいほうこううごかす場合ばあいがあります。

角交換形かくこうかんがた序盤じょばんは、盤面全体ばんめんぜんたいてバランスそう

まとめ – 序盤は中盤へバトンをつなぐ

作戦勝ちは序盤大成功

定跡じょうせきどおりにすすんで先手良せんてよしになれば、作戦勝さくせんがちになります。
作戦勝さくせんがちになれば、中盤有利ちゅうばんゆうり将棋しょうぎすすめることができます。
序盤じょばん駒得こまどくしたり、相手あいて戦法せんぽうわせたかこいができるようになれば、序盤じょばんのスペシャリストえるでしょう。

まとめ

まとめ
  1. 得意戦法を作って序盤を覚えよう
  2. 定跡は複数覚えておこう
  3. まずは大駒の効率を良くしよう
  4. 相手の戦法に合わせて玉を囲おう
  5. 角交換の将棋は慎重に指そう

序盤じょばん勉強法べんきょうほうとコツをおぼえたら、こちらの記事きじでもっと勉強べんきょうしよう。

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