3手詰は1手詰とちがい、相手の手も考えなければいけません。
1手詰をすらすら解けるようになれば、次は3手詰を解いていくといいでしょう。
3手詰がすらすら解けるようになると、『3手の読み』が鍛えられます。
自分の手、相手の手、自分の手と3手1セットが読みの基本です。
終盤力だけではなく序盤中盤でも必要な、先読み力を鍛えるには3手以上の詰将棋がオススメです。
この記事では、それぞれの駒が活躍する詰将棋を出題しています。
分からなかったら答えを見てもいいので、詰みの形をしっかり覚えていきましょう。
ちょっと解いてみてむずかしかったら、こちらの2手詰から解いてみてください。
もくじ
詰将棋のルール
盤面にない王以外の駒は、すべて玉方の持ち駒です。
この記事では、覚えて欲しい実践形も出題しているため、上記の玉方ルールに適していない問題もあります。
その場合、※にて注意書きをしておきます。
より実践の形に近づけるため、飾り駒(詰みには関係ない駒)も配置しています。
それでは、さっそく解いていきましょう。
Qのボックスをクリックすると答えが見れるよ!
金が活躍する3手詰
▲5三金 △4一玉 ▲4二金打
※5一や6一に逃げられても頭金で正解
▲5三金 △6一玉 ▲6二金打
▲3二金 △1二玉 ▲2二金打
①▲3三金寄 △1二玉 ▲2二金寄
②▲3三金寄 △1二玉 ▲2二金上
どちらも正解
▲6二金 △4一玉 ▲5一金打
▲1一金 △2三玉 ▲3四金
▲5一角成 △5三玉 ▲5四金
▲2二金 △同金 ▲1一金
①▲5一金打 △6二玉 ▲6一金打
②▲7一金打 △6二玉 ▲6一金打
どちらも正解
▲5一金打 △同馬 ▲7二金打
銀が活躍する3手詰
▲2三銀 △3一玉 ▲3二銀打
▲6二銀 △4一玉 ▲5二銀
▲8一銀打 △8二玉 ▲7一銀打
▲2二銀 △2四玉 ▲2五銀打
①▲3三銀 △1三玉 ▲2二銀打
②▲3三銀 △1一玉 ▲2二銀打
どちらも正解
※2一や3一に逃げられても頭銀で正解
▲2二銀 △2三玉 ▲3三金
▲2二銀 △1二玉 ▲2一銀打
①▲5二歩 △同銀右 ▲6二銀打
②▲5二歩 △同銀左 ▲4二銀打
どちらも正解
①▲5一銀 △同玉 ▲5二金
②▲7一銀 △同玉 ▲7二金
どちらも正解
※6一の銀を取られても頭金で正解
▲4三銀 △4一玉 ▲4二銀打
桂が活躍する3手詰
▲2五桂 △2四玉 ▲3六桂
▲6三桂 △同香 ▲6二銀
①▲8四桂 △同歩 ▲8三銀打
②▲8四桂 △8二玉 ▲7一銀打
どちらも正解
▲3一飛成 △2一歩 ▲2三桂
▲6三桂 △4一玉 ▲5一金
▲2四桂 △同歩 ▲2三金
▲6三桂 △同金 ▲5二金
※4一や6一に逃げられても3一金や7一金で正解
▲1三桂 △同香 ▲1二金
①▲3三桂 △5一玉 ▲4一金
②▲3三桂 △3一玉 ▲2一金
どちらも正解
▲7三角成 △8二歩 ▲8三桂
香が活躍する3手詰
▲1三香 △2一玉 ▲1二香成
①▲1二香成 △3一玉 ▲2二成香
②▲1二香成 △3一玉 ▲2二飛成
どちらも正解
▲1九香 △1八歩 ▲2七金
▲1二歩 △同玉 ▲1三香
▲1四歩 △同玉 ▲1五香
▲1五香 △1四歩 ▲2二銀
▲1三香 △1二香 ▲2二銀
▲2三桂不成 △2一玉 ▲1一香成
▲3三角成 △2一玉 ▲1一香成
▲1二香成 △同金 ▲2二銀
飛車が活躍する3手詰
▲3一飛成 △2一歩 ▲2二金
①▲1三飛成 △1二歩 ▲2二金
②▲1三飛成 △2一玉 ▲2二金
どちらも正解
▲2二金 △同玉 ▲3二飛
▲4一金 △同玉 ▲3一飛
▲5二角成 △同金 ▲4一飛成
▲1二金 △同玉 ▲1一飛
※1四に逃げられても1三か1五に飛車を打って詰む
▲8二金 △同金 ▲9一飛打
▲9四飛 △同玉 ▲9五飛
※駒余りの5手詰もあり。
▲7三銀不成 9三玉 ▲8二飛成
▲9一飛 △同玉 ▲8二金
角が活躍する3手詰
▲7一角 △9一玉 ▲8二角打
▲3一角成 △1二玉 ▲2二馬
▲3三角 △1二玉 ▲2二角成
▲3二歩成 △1二玉 ▲2二角成
▲8一角打 △8三玉 ▲7二角行成(6三の角が動く)
▲7二歩成 △6四歩 ▲8二角
▲7一角成 △9二玉 ▲8一銀不成
▲7一角 △同玉 ▲7二金
※6一の銀を取られても5一に逃げられても、頭金で正解
▲8三桂 △8二玉 ▲9一角
▲8三桂 △8二玉 ▲7一角
歩が活躍する3手詰
▲1五歩 △1三玉 ▲1四歩
①▲1三歩成 △1一玉 ▲2二と
②▲1三歩成 △1一玉 ▲2二馬
どちらも正解
①▲1三歩成 △1一玉 ▲2二と
②▲1三歩成 △1一玉 ▲2二龍
どちらも正解
※2一に逃げられても2二とか龍で正解
▲1二歩 △2一玉 ▲3一金
▲1二歩 △2一玉 ▲3二飛成
▲1二歩 △2一玉 ▲3二歩成
▲1二歩 △2二玉 ▲3二と
▲1三歩 △同桂 ▲2二金
▲1二歩 △同金 ▲2一金
▲1二歩 △同玉 ▲2一歩成
応用問題でおさらいしよう
▲2二銀 △1二玉 ▲2一龍
①▲5三金 △5一玉 ▲4三桂
②▲5三金 △5一玉 ▲6三桂
どちらも正解
▲4一桂成 △同玉 ▲4二金
①▲1一金 △2二玉 ▲2一飛成
②▲4二飛成 △同銀 ▲1一金打(▲2二金打)
どちらも正解
※②は2二合でも1一金打で正解
▲1二香成 △3二玉 ▲2一飛成
▲5一角成 △5三玉 ▲5二金
▲4二角成 △同金 ▲5一飛
①▲9四飛 △同玉 ▲9五飛
②▲9四飛 △同馬 ▲9二飛
どちらも正解
※駒余りの5手詰もあり。
①▲7四桂 △9二玉 ▲8二金
②▲7四桂 △7一玉 ▲8二金
どちらも正解
▲9二銀 △同玉 ▲7一角成
①▲5二角成 △同銀右 ▲6二銀打
②▲5二角成 △同銀左 ▲4二銀打
どちらも正解
※とても有名な詰将棋です。
▲1一角成 △同玉 ▲2二銀直成
▲3一金 △2二玉 ▲4二飛成
▲3三角成 △2一玉 ▲1一飛成
▲2四桂 △同歩 ▲2三金
▲1三金 △同桂 ▲2一銀
▲1三桂 △1一玉 ▲1二飛
▲3三角成 △同桂 ▲2二銀
▲8五桂 △8四玉 ▲7五角
▲7五角 △8四歩 ▲8五桂
▲8三桂 △8二玉 ▲7一角成
①▲7一角 △9二玉 ▲6二飛成
②▲7一角 △7二玉 ▲6二飛成
どちらも正解
▲7三角成 △9三玉 ▲8二飛成
▲7二飛 △8三玉 ▲6二飛成
※駒余りの7手詰もあり。
①▲9二飛成 △同玉 ▲8三金
②▲9二飛成 △同香 ▲8三金
どちらも正解
▲1二角 △同玉 ▲3二飛成
▲2一飛成 △同馬 ▲2三桂
▲1一金 △同玉 ▲2二金
▲5二角成 △同金 ▲4一龍
▲1二金 △同玉 ▲2一歩成
まとめ – 3手詰は先読みの基本問題
全部解いていただき、大変お疲れ様でした。
3手詰は相手の手も考える、基本問題になります。
基本的な詰みのパターンを覚えることは、とても大切です。
級位者のうちは、3手詰をひたすら解くのがオススメですよ。
同じ詰将棋を何度も何度も解くことで、確実に脳に記憶されます。
一度解いたから終わりではなく、2週間後にもう一度解いていただくことをオススメします。
その時に、今日よりも短い時間で解くことができれば、棋力アップを実感することができるでしょう。
3手詰がすらすら解けるようになったら、こちらから5手詰にもチャレンジしてみましょう。